あとまわしニーズと秋の夜
足が、痛いのです。
夏の間サンダルで過ごしたツケかしら。
ひさしぶりにヒールを履いたら、爪先がもうイヤって言ってる。
大人になってそこそこな年数過ごしているから、痛くなりにくいカタチとか、歩きやすいタイプとか、わかってきている、にもかかわらず、これぞまさにというパンプスって、ないのよねー。
いつも、「少しでもマシな靴」を履いている。
別に強制されてるわけでもないし。
この組み合わせのときはヒール履きたいな、とか、スタイルアップしたいから高めのヒールにしようかな、とか。
全て自発的な選択なのに、靴の不満を持ち続けなければならないなんてね。不思議なことです。
ファッションは我慢 っていうけど、我慢しなくて好きなオシャレできた方がよっぽどいいじゃんね。
なんで我慢前提よ。オコ。
傘の不便さとか、ヒールの辛さとか、そろそろなくなってもいいと思うんだけどなー。
ロボットが宙返りする世の中。だけど、わからないことはまだ星の数ほどあるし、日常で少しずつ我慢していることもたくさんあるなと思うと、イノベーションの可能性ってめちゃくちゃ大きいよね。
大事なことがたくさんあって、優先順位で並べたら、今のままでも必要十分なことはあとまわしにせざるを得ない。
そんな後回しニーズを夏休みの自由研究のテーマにしたら、新しい発想が生まれるんじゃない?
自由研究キットとかさせるよりも、よっぽどクリエイティブだと思うんだけど。
ワガママホーダイに想いを馳せた、帰り道。
足が痛くて遅々として歩みが捗らず。
おうちが遠い、秋の夜。